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Short Review    by ANTAIOS

ここでは古いもの、新しいもの、好きなもの、そうでないもの・・・

たまたま聞いたりした、とりとめもないDisk Reviewを思いつくままに。。。

『Fire & Ice / Garrett List A-1 Band 』
( Lovely Music VR 1201 1982 Vital Records: 輸入盤)
Member : Garrett List (tb, p ,vo) Genie Sherman (vo) Byard Lancaster (as) Youseff Yancy (tp) Ronald Shannon Jackson (ds)
Recorded :1982
 trombone, saxes,trumpetという3hornに、vocalとdrumsという変わった編成ながらその意図するところは十分な成果を上げている。特にShannon Jacksonの持ち味が遺憾なく発揮されているのはBassやkeyboads不在のこの編成(一部ではListがpianoを弄っているが)によるところが大きいのかも知れない。おかげで三管にも関わらず、音の隙間が埋め尽くされることもなく、Jacksonのdrumingの細部までもが浮かび上がる結果となっている。vocalのGenie ShermanはJeanne Leeをもう少し高音にしてちゃんと唄を歌わせた感じ(うまく表現できないが)か。。。だがなんといってもvocalを除けば、album全体を通してもっとも耳に残るのはShannon Jacksonの多様さに満ちたdrumingだろう。悪いときの彼はペコペコ、ツクツクと何処か遠くへ行ったようなColeman時代の演奏に陥りがちだが、このBandでは主役を食ってしまったかのように多彩なpercutionsを聞かせてくれる。肝心のGarrett Listはどの曲も演奏時間が短めであることや、LancasterやYancyを曲によってフューチュアしている上、vocalやpianoといった分担の所為でもっとも印象が薄いかも。。。楽想としてはそれほど実験的でもFreeでもなく、voiceとdrumの絡みの背景に色をつけている感じと言えば言い過ぎか。。。ややショーケース的な演奏に食い足らない部分を感じる人もあるだろう。残念ながら熱く迸るような演奏はここにはないが、それでも不思議な魅力を湛えたalbumだ。
2003.9.22